Philippe Wittenbergh images – 1

Poèmes photographiques

Ouverture

ornament, nightmare
Ce qui n’est pas invisible, n’a pas d’importance

Images...

雨の一日、微かな雲の間に見え隠れする満月、ずっと遠くの木の上では夜を歌う虫たち。庭の石の上に響く雨音を聞く。一杯のグリーンティー、香のかおり、それらをかき乱すように吹いていく風。孤独な歓喜の庭。

イメージの原点、この作品が引き込むところ、そこがイメージ誕生の地と言えるのだろう。その旅の開始点に存在するのは衝突や不安…。作品は(写し撮られた物体の上に反射し、像を描き出す〈想像〉ために事物とそれらを取り巻くものを通過し、取り戻すためにその中へ入り込んでは離れていく)ゆらめき揺れる光を表現する。

記憶や回想の断片から成るイメージ。陳腐さの中から身をひくために現実の空虚な劇場から抜けだすことを試みるのだ-「道化者」対「市民」。

いく本かの枯れ乾いた花々、外観は滑らかながらイメージの背後に現れる苦しみ。不安、それはまた、未知の魔力でもある。

'99年12月 フィリップ・ウイッテンバーグ